カウンセリングセラピスト «まついゆうこ» 1982年 関西生まれ、関西育ち、関西在住
こどものころから、周りの大人(親、先生、上司など)の言うことを素直に聞き、努力を惜しまず結果をだす、いわゆる〝いい子〟〝優等生〟として生きてきました。
・幼少期から通うピアノ教室では特待生
・高校は県内有数の進学校で、成績トップ
・有名私立大学に進み、奨学生に選ばれる
・東証一部上場の有名企業に就職 など。
とにかく〝ひとに気に入られる〟ことが嬉しく、そのための努力や多少の自己犠牲は、まったく苦になりません。一方で、〝ひとに嫌われる(拒絶、拒否される)〟ことへの恐怖はひと一倍。ネガティブ思考、認知の歪み、ゼロ百思考。無意識に、人に気に入られることを最優先にし、いつの時代も、気がつけば、気持ちがストレスフルでしんどくなっている、そんな人生を歩んできました。
そして、30歳になったころ。人間関係において、人生で最もショッキングな出来事が起こります。相手は30年かよい続けた、ピアノ教室の恩師。ながい付き合いによる気のゆるみなのか、先生の遅刻、レッスン時間内の長時間の雑談、約束日時のかんちがいなど、不可解なこと増えてきました。それでも先生に苦言ひとつ言えなかったのは「先生には大変お世話になってきたので、これぐらいのことは我慢しないとバチがあたる」「先生に気に入られて、他の生徒より特別な存在でありたい」という思いがつよかったからです。先生の顔を立て、いただく仕事(指導や伴奏等)の話はすべて引き受けていました。報酬は〝すずめの涙〟(それどころか持ち出しがあることも)でも、「お勉強よ」と言われ、「そうですね、ありがとうございます!」と深々と感謝を伝える。心身をすりへらしながらも、先生に喜んでもらえることがうれしく、がむしゃらにがんばっていました。今振り返ると、笑顔で先生に接する〝対外的〟なじぶんと、心身疲弊しきっている〝内面的〟なじぶんに大きな乖離を感じつつも、それに気がつかないフリをして生活を送っていたように思います。
どうにかこの生活から抜け出さなくては。家族の助言もあり、わたしはピアノの仕事はやめて、まったく別ジャンルの世界に飛び込むことを決意します。
ところが、その話を先生に伝えるとものすごい剣幕で激怒。いま引き受けている仕事をやり終えたら、一連の仕事を辞めさせてくださいというわたしに「そんな無責任な話がありますか。本番までまたずに、もう今日にでも辞めてしまいなさい」「私の顔に泥を塗ってくれたわね。これだけ面倒みてきてあげたのに、恩を仇で返す、うしろ足で砂をかけることがよくできるわね」「どうせ、またお母さんにそそのかされたんでしょ」など、あまりの酷い言葉の連続に、身体が硬直。声ひとつ出なかったことを覚えています。そして教室からの帰り道、人目も憚らず、嗚咽がもれるほど号泣しました。
そんなわたしを無条件の愛で受け止めてくれたのが、今は亡き最愛の母です。母はわたしの一番の理解者であり、もっとも厳しいアドバイザーでもありました。何があっても常にわたしの見方。無条件の愛を注ぎ続けてくれました。ピアノの先生との一件、その後のあたらしい仕事での試練も、母がいなければきっと乗り越えられませんでした。
そんな母が、2017年、35歳のわたしを残して急逝。ひとりになったわたしは〝母〟に代わって〝自身〟が自身を癒せるよう心理学を学びはじめます。そこで、これまで感じていた生きづらさと、必要以上に〝いいひと〟でありたいと思う性格は、HSP気質が主たる要因と気がつきました。学んだスキルは、〝母性愛〟でしんどい思いを受け止め、自身と相手の〝心の領域〟をつねに意識する。そうすることで、徐々に、八方美人の自分から卒業でき、対等な人間関係をラクに築けるようになりました。大勢の人と関わることを苦手としてきたわたしですが、いまではいい距離間を保ちなから、フィットネス仲間とジムで汗をながす毎日です。
過去のわたしとおなじ悩みで苦しんでおられる方々、たとえば
・必要以上に「ひとによく思われたい」と思い、気持ちがしんどくなる
・拒絶(断られる)ことが怖い
・「じぶんの行動で相手に不快な思いをさせたくない、相手の心や手間を煩わせたくない」と常に思っている
・大勢の集まりでは、気をつかいすぎて心身が疲弊する
・数人の友達との時間も、楽しかったはずが、帰宅すると思いの外、ドッと疲れを感じる
・じぶんの悩みを打ちあけると「考えすぎ」「気にしすぎ」と一蹴されて、さらに落ち込んでしまう
・ひとと会ったあと、相手のふとした表情やことばが気になり、その真意を深く(ネガティヴ)に考え込んでしんどくなる 等
このような方々に、わたしがいきついた、自分も相手も幸せになる〝いいひと〟戦略メソッドをお伝えしたい。その一心で、カウンセリングセラピストして奮闘する毎日です。過去のわたしとひとつでも共通項があれば、ぜひ、一度ご連絡ください。自己犠牲なしの〝いいひと〟で生きる方法を、わたしと一緒に身につけていきましょう。